コミュニケーション力と言うと、社会人に求められる要素として、また、
最近では、AIとの差別化能力としても、取り上げられることがありますね。
コミュニケーション力は、知識が豊富で、話がうまい、そんなイメージの人も、
多い気がしますが、私は話下手な人ほど、コミュニケーション能力は高くなる、
と考えています。
その理由は下記を、読んでみてくださいね。
コミュニケーションに関する、数字のはなし
コミュニケーションの質が、人生の質を左右する。
世界No1コーチと言われる、アンソニー・ロビンズの言葉です。
それ程までに、コミュニケーション力は大切、という事ですよね。
調査によっては、コミュニケーション能力の差で、年収が約2倍変わった、
というデータもあるようです。
そんな風に聞くと、コミュニケーション力をもっと上げようかな、
なんて思いませんか?
そこで、でも!と思うのが、「話すのが下手」「知識が無くて、話が続かない」
という問題。
そんなあなたに、もう一つデータネタを、お伝えします。
あなたは、<メラビアンの法則>という言葉を、聞いたことがありますか?
聴覚情報(声のトーン・速さ・大きさ・口調) 38%
言語情報(話の内容) 7%
実際の実験内容は、話す内容と、表情・トーンに相違があった場合、
人はどの情報を参考にするか、という結果になります。
それを踏まえても、人は話の内容よりも、見た目などの視覚情報や、
声のトーンなどの、聴覚情報を優先的に参考にする、という証明にはなりますよね。
話下手だからこそ、コミュニケーション上手
さっきの、「話すのが下手」「知識が無くて、話が続かない」という問題は、
<メラビアンの法則>からすると、まったく問題ないと思いませんか?
そして、逆に「話がうまい」「知識が豊富で、どんどん話が出てくる」
そんな人の方が、コミュニケーション下手に陥りやすいと、
私は思います。
あなたも過去に、無いでしょうか?
話をしようとすると、さえぎられて長々話される。
何か言うと、それってこうだよねと反論される。
話がうまくて、知識が豊富な人ほど、こんな状況になる確率は上がります。
逆に、話下手さんは、言葉がうまく出てこない分、相手をよく観察していたり、
相手の話をよく聞いて、相槌を打つのがうまかったりする傾向が、
あると私は思います。
そんな風に考えると、話下手さんの方が、コミュニケーション上手の要素がある、
とあなたも思いませんか?
更にコミュニケーション上手になる、ワンポイントスキル
そんな、話下手さんが更にコミュニケーション上手になる、
ワンポイントスキルを、2つご紹介しますね。
よく、初対面の人と自己紹介をしたら同じ出身地で、急に距離が縮まった、
という経験又は話を聞いたことが、ありませんか?
人は、相手との共通項があると安心して、親近感を覚えます。
その状態を、先程の<メラビアンの法則>でいう、視覚・聴覚情報を使って、作り出して、
相手との距離をグッと縮めるスキルです。
〇ミラーリング
相手の、姿勢・座り方・身振り・手振り・態度・表情などを合わせる方法
合わせ鏡のように、自分の動作と相手の動作を合わせていきます。
そうすることで、無意識のうちに、相手に親近感を感じさせることができます。
ただ、露骨にやると相手に不快感を感じさせてしまうので、あくまでも自然に行う、
のがポイントです。
〇ペーシング
相手の、声の調子、大小、リズム、スピードなどに合わせる方法
徐々に、相手の呼吸や明るさ、熱意、感情、考え方にも合わせていくと、
ベストです。
どちらのスキルも、話術など高い技術が必要というわけではなく、
すぐにでもできるスキルです。
是非、日常の中で活用してみてくださいね。
今のあなたのままで、自信を持って
知識が豊富で、いろんな話題を提供できる、面白いことが言える、
以前の私も、そんな人が羨ましいなぁと感じていました。
それなら知識を増やせば、その人のようになれるか、というと、
やはり知識以外のその人自身の個性があって、
同じようにはなれないと思うのです。
あなたには、あなただけの個性がある。
どうかその、あなただけの個性に向き合って、たくさん見つけて、
それをどんどん伸ばしていって欲しいな、と思っています。
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